ボクの空模様

今日は休みなので、部屋の掃除、洗濯。

一週間の汚れを『これでもか』と言わんばかりに張り切る。布団も干した。

気分は最高。





そうそう。
ここ数年、ビールにお金をかけて、さっぱり洋服を買わなくなっていた。
いつまでも若く、キラキラしていたい。それはいつも思っていたが。


勇気を出して、苦手な『原宿』へ洋服でも観に行こう。
布団、洗濯物を干したまま。



竹下通りを抜け、裏原宿を緊張して歩く。すれ違うオシャレ君を気にしながら、横目でチェック。



お、オシャレだぜ…






しかしだ、１番気になるのは中途半端な天気…。

今にも降り…


畜生…、雨が降ってきたぜ。
嗚呼、布団が…。
嗚呼、洗濯物が…。


オシャレなんてクソくらえだ！

ボクは腹を立てて、急いで駅に向かって、帰ろうとした。




その時






埼玉は白岡に住む幼なじみから電話。




『大宮行こうぜ』





洗濯物なんか、どうでもよくなった。




つづく



ノザキジュンヤ