月に笑われた

昼に起きて、水を飲みながらホームページをチェック。
いつもここをのぞいてくれて、コメントしてくれて、ありがとう。

コメントを呼んで北国のことが書かれていたから、またまた無性に恋しくなってしまった。




ぼぅーっとしながら考えてみた。そこで閃いた。せめて『食』だけでも北の国を味わいに行こうじゃないかと。たいした閃きじゃないか？ラーメン、スープカレー、ジンギスカン、いやいや『炭や』のホルモンでしょ。知ってる？

オレは『炭や』の大ファンなのだ。千円握りしめて、週五回は行ってたしね。


そんでつい最近『炭や』が大宮にあると言う情報を入手。

マジかよ！！！
そん時は度肝抜かれたよ。



目的が決まってドキドキしてきたオレは、鼻歌まじりで風呂に入り、「なに着てこうかなぁ」なんて服をあさり（結局炭臭くなるのにね、テヘッ。）もうご機嫌で大宮に向かった。テンションのメーターは、まぁライブまでとはいかんが、振り切って振り切って、湘南新宿ラインの先頭車両に乗り込んだんだ。運転手さんは安全確認を怠らない。お疲れ様ですと敬礼。川を越え、埼京線とすれ違い、トンネルを抜けて、大宮に到着。


着いたぁとため息がもれる。そして深呼吸。あの真っ黒になった七厘に、塩ホルモンの歯ごたえ、そこにビールを一気に流し込む。たまんないぜ。ハデにやらせてもらうぜ。ひゃー想像しただけで顔がニヤけてきた。だから、あえて落ち着いた感じを醸し出しながら、売店のおばちゃんや、交番のおじちゃん、警備のおじちゃんに道を聞いた。こんな寒さなんてへっちゃらだ。今日は雪が降るらしいが、せっかくなら１６１センチ積もってしまえとも思った。

そしてそして、ようーっやく『炭や』に到着。




うっしゃ！定休日！！

…定休日？…定休…？




焦りつつ、すぐに札幌本社に電話。しかも会話の途中で携帯の電池がなくなってしまった…。



もう悲しくて悲しくて、涙が止まらなくて止まらなくて、悔しくて悔しくて。看板蹴飛ばしてやろうと思ったけど高くて届かなかったよ。



そう、オレにとって『炭や』は雲のような存在なのだ。






ノザキジュンヤ